身近なユーザビリティを考える

2008.11.05

ISOの定義では、有効さ、効率、満足度、利用状況となっていますが、要は「目的まで迷わなくて幸せ」という感じと思います。

今使っているDVDレコーダのリモコンが本当に使いづらくて、このページを見た時にコレっと思いました。動かしたいのはリモコンではないのだから、視線が画面とリモコンを行ったり来たりしているのはやっぱりおかしい。

とは言え、いろんな機能は必要。ソニーのクロスメディアバー(以下XMB:Google検索)やiPhoneみたいにソフト側にインターフェイスを渡す形なら問題もある程度解決。おそらく十字ボタンとABボタンで育った世代なら絶対迷わない形。iPhoneもやろうと思えば思いっきり高齢者向けのインターフェイスにできるはず。共通しているのは「今できること」を絞り込んでいる点。リモコンはボタン(=選択肢)が多すぎ。

ただもちろん「パソコン」にはキーボードというたくさんのボタンがある訳で、ボタンの数を減らすことがユーザビリティの本質ではないと思う。でもテレビやDVDレコーダみたいに家族みんなで使う家電については、テンキーと十字キーとABボタン(=決定・取消ボタン)くらいでおそらく十分なはず。いっそ駅の発券機や銀行のATMも、XMBのようなインターフェイスに統一してもらえれば、おじいちゃんおばあちゃんにもそれを覚える価値が生まれて、家でのリモコン操作にも迷わなくなっていいのに。

同じようにサイト作りも、マウスでクリックできる場所は可能な限り減らす方がよいのかなと思う。広告なんかは無駄なものとは思わないけど、それを散在させないとか、そのページでできることを極力シンプルにして、少ない思考で操作できるという形はやっぱり大切なんだろう。
マクドナルドのサイトでも考慮されてるLPO(検索エンジンから目的にあったページへ誘導する機能:Google検索)なんかも、ユーザーにとって不要な選択肢を省くのにいい方法だと思う。

#LPO #ユーザビリティ

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