7月11日、カラーミーショップは「消費税軽減税率」への対応を開始しました。下記ページに詳しく説明されています。今後の更新状況も掲載されていくようなので、ショップオーナーの方は定期的に確認されると良いと思います。
参考)軽減税率の品目について
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/keigen_zeiritsu/
以下、現時点で気になった点をまとめておきます。
CSVフォーマットの変更
7月11日より商品一括登録・更新用のCSVフォーマットが変わっています。列の最後に「軽減税率設定」が追加されました。これまでのフォーマットでは数が合わず登録できません。ご注意ください。
参考)マニュアル「一括登録」(新しい商品を登録)
https://shop-pro.jp/manual/product_imp
参考)マニュアル「一括更新」(既存商品の更新)
https://shop-pro.jp/manual/product_upd
商品の軽減税率をまとめて操作する方法としては、管理画面の商品一覧でチェックを入れる形か、このCSVでの一括更新になると思います。商品一覧ページも500件まで表示できますが、商品数が多い場合一つずつチェックしていくのは大変なので、CSVでの操作の方が更新しやすいと思います。
手順としては管理画面「データ管理」から「商品データ」(=CSVファイル)をダウンロードします。既に「軽減税率設定」が追加された新しいフォーマットになっているので、これをパソコン上で書き換え、再度アップすることで一括切り替えが可能です。
消費税増税が延期される可能性もあるかもしれませんが、時間があれば今のうちに対応されてもよいと思います。ただCSVには少し癖があるので利用が初めての方は数件の商品でテストしてからがよいと思います。自信がない方は商品一覧でチェックしていく形が無難です。
また今回を機に、内税から外税に切り替えるような場合、価格自体の変更が必要になりますが、当日に自動で切り替えてくれる予約機能も追加されるようです。こちらもCSVによる操作です。
軽減税率かどうかの判断
当たり前ですが、今後商品を登録する際、入力画面にある項目「軽減税率の対象商品に設定する」にチェックを入れるかどうか、その都度判断することになります。これを間違え、そのまま販売してしまった場合は思いのほか煩雑な処理が必要になりそうです。
チェックの有無についてデフォルトを設定できれば良いのですが、問い合わせたところそうした仕様は検討されていないそうです。商品の入れ替えが多い食品のショップではこのチェックには神経を使いそうです。
ちなみに酒類を含まないなど、全ての商品が軽減税率のショップの場合は、消費税を「8%」のままに設定できるため、この判断は不要になると思います。
軽減税率商品を識別する独自タグがない
軽減税率についてはいずれ世間的にも慣れてしまうと思いますが、当面は「この商品は軽減税率対象商品です」などの表示があれば、安心感や購買意欲などに一定の効果はあると思います。ただそれを自動で表示させるための独自タグ(フラグ)がまだ用意されておらず、確認したところ実装する予定もないそうです。
区別したい場合は、商品説明の中に直接記載するか、グループ機能で一つ一つ分類するような方法になりそうです。かなりイレギュラーな方法ですが、グループによって商品ページの表示を切り替えるということは可能です。
ついでに別件、「会員価格」の注意点
消費税とは全く関係ありませんが、カラーミーショップ内の操作で一つ気になっている仕様があります。価格に関連して見落としそうな点なので書いておきます(改善要望は出しています)。
商品の登録画面で「販売価格」を入力すると、自動で「会員価格」にも同じ価格が保存されます。その時点ではよいのですが、問題はその後、セールなどで「販売価格」を変更した際に「会員価格」は変化せずそのまま残るという点です。しかも入力画面がデフォルトの状態では「会員価格」が隠れているため、これに気づかない方も多いと思います。管理画面の商品一覧ページで「販売価格」を修正している方も同様のことが起こります。
これによって販売価格を安くしているのに会員向けになぜか高額で売っているということも十分ありえます。何よりこの仕様のおかげで、価格の修正は必ず2箇所で必要になり無駄な作業を増やしています。やはり本来システム側で改善すべき点だと思います。
(そもそも価格をコピーする必要はなく、「会員価格」が未入力の場合、会員が購入する場合も「販売価格」で処理するだけで済みます)
セールなどで頻繁に価格を変更するショップで、会員機能を使用している場合はご注意ください。