heteml(ヘテムル)のメリット・デメリットをもう一度整理

2010.06.14

前回の記事も古くなったので、最近すごいことになってるheteml(ヘテムル)についてもう一度整理します。正直、使い始めた時はすぐに引っ越すだろうと思っていたんですが、どんどん便利になって手放せなくなってます。何より自由度が素晴らしい。

以下内容は、2010年6月時点のものです。細かなスペックはヘテムルサイトをご覧ください。質問等もご遠慮ください。

プラン・料金
プランは2つ。スタンダードプランとColdFusionプラン。この手のサーバの中では初期費用も月額も安くはないんですが、スペックを考えるとかえって安いのかなと思います。容量はさほど重要ではないんですが、ドメイン設定の自由度やデータベースの数など他を圧倒していると思います。
速度・安定性
バックアップについては「RAID構成」とのこと。たまに若干重いかなと思うタイミングもあります。「お知らせ(メンテナンス・障害情報)」のRSSに障害情報は載らないみたいなので注意。ちなみにこの1年以上の間、自分で気付いたサーバの障害は1回。数時間繋がりませんでしたが、その後それが繰り返すこともなく許容範囲だと思います。
ヘテムルの管理画面には「サーバー安定化の取り組み」というページがあります。なぜか非公開なんですが、これを見ると、プロセスやデータベース接続数を制限することでサーバを安定させるようです。
管理画面
管理画面はきちんとデザインされていて使いやすい。一点、PHPのバージョンもここで切り替えられるようにしてほしい。簡単にできるはず。php.iniも決められた範囲変更可能ですが、アカウント毎に1種類というのは支障もありそう。
それからアクセス制限の操作には注意。指定したディレクトリに.htaccessファイルがあると上書きしてしまいます。MTやWPを使用しているディレクトリでは特に注意しましょう。
ドメイン
ドメイン50個使えます。嬉しいことに外部のネームサーバからも設定できます。外部からサブドメインだけを割り当てることも可能。ただしサポート外だと思うので自己責任。
独自SSLが簡単にしかもものすごく安く設置できるのもヘテムルのすごいところ。
データベース
使えるデータベースはMySQL50個。これは本当に素晴らしい。全てバージョン5。DBサーバはデータベースを作る度にランダムに割り振られます。当然のことながら最近このDBサーバの増え方がすごい。管理ツールは「phpMyAdmin」と「SQLBuddy」。
メール
IMAP可能。WEBメーラーもあります。ネームサーバを預けるとSPF(TXTレコード)も設定されます。ただ独自ドメインでメールサーバ(POP、SMTP)が立てられないのが惜しいところ。
これは何となくなんですが、個人的にヘテムルはWEBサーバに特化させて、メール機能はGoogle Appsに預ける形がオススメ。ヘテムルのマニュアルにも導入方法が書かれています。
ファイル操作
FTPアカウントも自由に作成できて、FTPS、SSHでの接続も可能。ファイルマネージャー機能(heteml FTP)やWordPressなどのCMSインストール機能も付きました。
それからEC-CUBEのインストールも親切なマニュアルがあって助かります。サーバによってはパーミッション操作が面倒なこともあるんですが、マニュアル通りあっさりインストールできました。
サポート
申請前に何度か問い合わせたことがありますが、翌日には返信があり内容も的確です。マニュアルもしっかりしているので操作で困ることはないと思います。
支払方法
支払いには「おさいぽ!」がオススメ。通常はチャージしたポイントで支払う形を想像しますが、オートチャージ機能(無料)があり1ヶ月単位でヘテムルへの自動支払も可能です。

ここのところ次々に新しい機能が追加され、すっかり死角がなくなりました。実際、管理画面にあった「開発項目」も今はありません。やり尽くした感じ。後はサーバの安定性と細かな機能(php.iniなど)の自由度をどうするかというところだと思います。

もちろん他にも「何でもできるサーバ」はあるんですが、それがある程度「きちんとできるサーバ」は今のところheteml(ヘテムル)ぐらい。特に同業者さんにオススメです。

#heteml #サーバ #レビュー

POSTED:

お気軽にお問い合わせください。
ご依頼の方は「ご依頼方法」の
ページからご覧ください。