一年ほど利用していた「ファイアバード」が全く支障なく快適だとわかったので、そろそろ他を検討。気になっていた「wpXクラウド」へ移行してみました。
wpXのもう一つのプランwpXレンタルサーバーは、エックスサーバがWordPressに特化して速くなったもの。
wpXクラウドは、そこから機能やコストを削ぎ落とし、更にクラウドらしくリソース拡張に対応させたもの。バックアップ機能も残っているのでよりシンプルで強くなった印象です。今回選んだのはこちらのクラウド。
WordPressに特化したサーバ
メールサーバがなくて便利
一番珍しいのはメールサーバがないこと。Google Appsなど外部でメールを運用している場合はむしろメリット。使わないメール機能がおまけのようにあってもセキュリティや負荷的に邪魔なだけです。一部の共有サーバにあるネームサーバのトラブルもそもそもメール機能がないので起こりません。
リバースプロキシによるキャッシュ機能
仕様は非公開のようですが、流行りのリバースプロキシによるキャッシュ機能が設定なしで使えます。「mod_pagespeed」も簡単に利用可能。セキュリティ面含め「WordPressでやるべきこと」を一通りやってくれます。
導入時の設定と注意点
.htaccessの設定
WordPress専用とは言えFTPでルートディレクトリも操作でき、制限はありますが.htaccessやwp-config.phpも直接書き換え可能です。
- BASIC認証も設定可能。
マニュアルには記載がありませんが、サポートにも利用できることは確認済み。
ルート: /home/ユーザ名/ドメイン名/ - mod_expires、mod_deflateは使えませんでした。mod_pagespeedをONにしましょう。
- リダイレクトなどマルチバイト文字を使用していてうまく動作しない場合は、ファイルの文字コードを確認。FTPでファイルを開いてUTF-8に変更します。
外部からのSQLインポートの注意点
- 元サーバよりSQLファイルをダウンロードする際、「DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTIONを追加」にチェック。
- テーブルのプレフィックス(接頭辞)を「wp_」とすること。これ以外にした方がセキュリティ的には1段階良いことになっていたように思いますがここでは全置換。
- データベース作成部分(CREATE DATABASE 〜 と USE 〜)の2行をコメントアウト。
断捨離サーバ
今裏でVPSを借りて自らサーバを構築しようとしていますが、なかなか時間が作れず止まってます。そうこうするうちファイアバードの更新時期が来てしまい、とりあえずwpXに避難したというのが本当のところ。
にしては使ってみるとあまりに必要十分で、自分がVPSに構築しようとしている形そのもの。自ら構築する意味がわからなくなってきました。
使い心地や障害の頻度はこれからわかっていくと思いますが、Google Appsを利用していて、WordPress一つを快適に使いたいという人には、無駄がなくとてもしっくりくるサーバだと思います。