最近の共有サーバで見るべきスペック・機能

2017.12.16

最近の共有サーバが導入しようとしている機能に傾向があるので、それをまとめてみます。専門の方には今さらですが一般的には少しわかりにくいと思うので。

無料SSL

SSLというのは、サイトの暗号化機能です。
以前はコストもかかり導入も少し手間だったのですが、今は無料で簡単に利用できるようになりました。今は特定のページ(カート内など)だけでなく、サイト全体を暗号化する形が増えています。サイトの暗号化はGoogleも導入を推奨しており、SEOにも効果があります。後述するHTTP/2の利用にも必須の機能です。

SSLによる暗号化には、証明書を発行する第三者が必要になります。暗号化にかかるコストというのは、暗号化そのものより、その証明をしてもらうことへの対価でした。会社が正しく存在することを証明してもらい利用者が安心してサイトを扱えるようにするためです。
無料SSLはそうした部分を自動化しているため、その分信頼性は少し低いものになりますが、暗号化で通信を安全にすることに特化しています。

各サービス、無料SSLの導入自体はとても簡単です。ただサイト側ではリンクなど細かな調整が必要になるのでその点はご注意ください。

無料SSLに対応している共有サーバ

SSD化

サーバの読み込み速度を上げるため、HDDからSSDに切り替えているサーバが多くなっています。

以前は高価だったSSDも手頃な価格になり、速度以外にも耐久性が高いという記事も目にします。ページの表示速度はSEO上も大切な要素なので、記憶装置のレベルでも高速化を図るという流れです。

SSDを導入している共有サーバ

HTTP/2

HTTPというのはインターネットの最も基本的な通信ルール(プロトコル)です。そのバージョンが変わります。

インターネットが生まれてずっと同じ方法でやりくりしてきたものを、より高速(大量)にやり取りできるように設計されています。条件が揃うとサイトの表示速度も体感でかなり変わります。

この仕組みにはSSLによる暗号化も必要です(HTTP/2というよりブラウザ側に必要になるようです)。そのためSSLが有効になっていないと導入できません。

HTTP/2を導入している共有サーバ

nginx

エンジンエックスと読みます。サーバにあるWebサイトを表示するためのソフトの一つです。

今まではApache(アパッチ)というソフトが主流でしたが、このnginxのシェアも増えています。
違いは同時アクセスに強いという点です。HTTP/2もそうですが大量のアクセスに対応するための方法が今は選ばれています。

nginxを導入している共有サーバ

まとめ

nginxはたまたま状況に合致したため利用されているだけという気がしますが、それ以外はどれも当たり前の機能になると思います。慌てて導入する必要はないと思いますが、サーバを移行する際やリニューアルの際はこれらが実装されたサーバを選ぶようにした方がよいと思います。

エックスサーバーか、WordPressサイトであれば、wpXクラウドが上記いずれにも対応しているのでおすすめです。
またこの二つと関連した会社ですが、新しいスターサーバーもスペックや機能がとても良さそうです。今いろいろ試しています。

#SEO #Tips #サーバ

UPDATE: POSTED: 2017.12.16

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