知っておきたいユーザビリティ
2012.09.11
これからサイトを作ろうとする人に知っておいてほしい「サイトのユーザビリティ」。その方面の権威、ヤコブニールセン博士の言葉をいくつか紹介します(ヤコブニールセンBotより引用/Bot作者:@fallinstar)。
ちなみに以下の引用表現はWordPressの機能です。TwitterのURLを貼り付けるだけで綺麗にレイアウトしてくれます(たまに表示されないこともあります)。
インターネットの中に情報を置くということ
インターネットには無駄な情報やゴミがあまりに多い。そのような環境で隅から隅まで目を通していたら、人生が何回あっても足りない。だからユーザは急ぐのだ。
— ヤコブ・ニールセン – ユーザビリティ知見集 (@jakob_usability) April 5, 2012
作り手は自分のサイトだけを考えがち。閲覧者は膨大なネットの情報の中から、たまたま「そのサイト」を見つけます。だから必要な情報をすぐに見せてあげること、また余計な情報を置かないことが大切、という話。
その先に何があるのか分からないようなボタンを押して喜ぶほど、ユーザは暇ではない。
— ヤコブ・ニールセン – ユーザビリティ知見集 (@jakob_usability) March 7, 2012
こういうリンク、必要な情報がなかなか見つからない時は特にストレスです。できるかぎりスムースに答えを教えてあげましょう。
閲覧者は気楽に見ている
ユーザの技術知識は低めに見積もらなければならない。
— ヤコブ・ニールセン – ユーザビリティ知見集 (@jakob_usability) April 4, 2012
(おそらく知識があったとしても)観る側はあまり深く考えないということ。だから考えなくてもわかるように作ります。複雑なページ構成や長文はNG。下の引用もこのことを書いています。
ウェブは「読む」のではなく、「ざっと見る」ものであることが数多くのユーザビリティの調査結果から証明されている。ウェブの文章を書くのなら、この事実を認識しておくべきである。
— ヤコブ・ニールセン – ユーザビリティ知見集 (@jakob_usability) March 30, 2012
ユーザがサイトの構造を理解してくれることは殆どない。
— ヤコブ・ニールセン – ユーザビリティ知見集 (@jakob_usability) March 19, 2012
見やすいページの作り方
ウェブのページ構成テクニック。1)キーワードはハイライト表示に 2)タイトルや見出しは簡潔で具体性のあるものに 3)リストは箇条書き、手順には番号を振る 4)段落は短めに 5)最重要ポイントは、冒頭2行にまとめる。
— ヤコブ・ニールセン – ユーザビリティ知見集 (@jakob_usability) March 18, 2012
まずは伝えたいことを整理するところから。文章を箇条書きでまとめる力は、案外Twitterをやっていると鍛えられそうです。思っていることをキャッチコピーのように表現しましょう。
例えば乾電池はブランドよりもサイズのような属性で整理したほうがわかりやすい。こうしたユーザの視点を無視してサイトの構造を決めるのは大きな間違いだ。
— ヤコブ・ニールセン – ユーザビリティ知見集 (@jakob_usability) March 13, 2012
これは「メニュー」の作り方。どのように分類し、一番にどの分類方法を見せるか。これを間違うだけで簡単に不便なサイトが作れます。
空白が必ずしもスペースの無駄というわけではない。詰め込みすぎのデザインもいただけないからだ。
— ヤコブ・ニールセン – ユーザビリティ知見集 (@jakob_usability) April 6, 2012
一方で空白を極端に嫌がる人もいます。そのサイトの目的が「文章の読みやすさ」なのか「一度にたくさん見えること」なのかで余白の作り方が変わってきます。
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