テストサーバとしてまたエックスサーバーを利用し始めました。最近はスペック的にも安心して使えるサーバです。このエックスサーバ、少し特殊な点として「DNSレコード」の編集機能があります。
サーバが持つネームサーバは、メール関連のトラブルの原因になることがあります。エックスサーバのサポートに確認してみましたが、やはりさくらと同じ仕様のため、条件が揃えばトラブルが起こるようです。ただレコード自体を編集できるので回避も可能。さくらよりも融通が利きます。
注意が必要な人
ウェブサーバをエックスサーバ、メールサーバを他のサーバにしている人。Google AppsやOutlookを利用している人は注意。メールもエックスサーバを利用していればデフォルトのままで問題ないと思います。
他のサーバでも同様のことが起こる可能性がありますが、wpXクラウドのようにそもそもメールサーバを持たない場合、この問題は起こらないはず。
問題点
トラブルが起こるのは、例えばエックスサーバ上のメールフォームから、自分のドメイン宛てにメールが送信される場合。
エックスサーバの仕様としては「メール送信時、自分に登録されているドメインは必ず自分のネームサーバを見る」というもの。ドメイン本来のネームサーバを参照しないため、もしエックスサーバのネームサーバに正しい記述がなければメールが届かない、ということになります。またメールが届かないので問題が起こっても気付きにくいという点も注意。
回避方法
ドメイン本来のネームサーバと、ほぼイコールの内容をエックスサーバのネームサーバに記述します。「ほぼ」というのは、サポートに確認しましたが、Aレコード、MXレコードだけでよいそうです。SPFを記述するTXTレコードは必要ないということでした。おそらくAレコードもMXレコードの参照先だけでよいと思います。
レアケースにも思えますが、今現在エックスサーバの利用者数15万ということなので、全くない訳ではなさそう。メールサーバを別にしている人は確認してみてください。