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色のユニバーサルデザイン

図書館の新刊コーナーで目に留ったので読んでみました。「色のユニバーサルデザイン」。色弱の方が案外多いということは知っていたんですが、日本人男性で5%、女性は0.2%だそうです。思っていた以上でした。

ちなみにWikiによれば「色弱」より「色覚異常」という方が学術用語的には相応しいようです。

サイトデザインで気をつける点

この仕事で気をつけようと思った点をいくつか書いておきます。

  • 操作方法を色だけで判断させない。赤と黒が同じように見える人がいるため、黒いテキストの中でリンクの文字色を赤にするには下線が必要、など。
  • 単に色の違いが判断できればよい、という場合は明度差をつける。赤と緑が同じように見える場合も、どちらかを明るくすると違いがわかる。または色の境目にラインを入れる。
  • 黒背景に赤を置く場合はオレンジ寄りにすると見やすくなる(本の中の事例ではほとんどがこれで解決してました)。
  • Adobe Illustratorの「表示>構成設定>」で色弱の見え方をシミュレーションできる。Photoshopでもできる。

高齢者の見え方

高齢者の場合も色の見え方に変化があるそうです。全体に黄色みがかる、青が捉えにくい、まぶしさを極端に感じるなど。
視界の一部にまぶしいものがあるとそれが際立ち、周囲のコントラストがわかりづらくもなるそうです。

色の誘目性

これは色弱の方に限りませんが、おもしろかったのでご紹介。
背景色により色の誘目性(目を引く)は変化します。下の図は、赤、オレンジ、黄色を例に背景色を変えたもの。数字は誘目性の高い順番です。

「赤」は白の上では一番よく目立つのに黒に置くと一番目立たない。黒とグレーの背景では「黄色」が一番よく目立つ。

実際にはデザインする上で自然と気づくことで、特に必要な知識ではないと思いますが、これを見て「グレースケールは尺度的な色」という先入観がなくなりました。白も黒も周りとのバランスで立ち位置変えますね。