カラーミーショップでの消費税増税対応

2014.03.06

消費税増税への対応はショップごとにいろいろなパターンを検討する必要があります。先日まとめた記事「消費税増税に向けたショップサイトの修正方法」はそのパターンがわかりづらく若干ふわふわしていたので、カラーミーショップに特化した内容をまとめてみようと思います。

と思っていたところに、カラーミーショップからお知らせがありました。

消費税率変更に伴う価格変更の事前申請及びメンテナンスについて
先日より、消費税率が5%に設定されている店舗様につきましては、自動で8%に変更を行うとのアナウンスをしてまいりましたが、加えまして、「価格の変更」により対応される店舗様につきましても、事前に申請した場合2014年4月1日に自動更新をさせていただくことになりました

かなりの朗報。申請すると面倒な作業にも対応してくれるようです。フローチャートで該当するパターンもわかるようになっています。以下これを踏まえて判断の方法などまとめてみます。

価格の表示方法について

まず価格の表示方法についてあまり悩む必要はないという話を。

他のショップシステムもおそらく同様だと思いますが、カラーミーショップでも内税か外税かの設定に関係なく「価格の表示方法」は一定の選択肢から自由に選ぶことができます。

具体的には、内税で「10800」と入力しても、外税で「10000」と入力しても、いずれの場合も「10800円(税込)」などというシンプルな総額表示が可能です。

消費税は「総額表示」とすることが大前提なので、これが容易なショップシステムでは、総額表示にしづらい場合(=特例)についてあまり考える必要はなさそうです。

内税か、外税か?

結局、内税がよいのか、外税がよいのかという点ですが、これはやはりショップごとに様々のようです。まず内容を整理します。

「内税」という設定は、消費税を含めた総額を入力、そのまま表示するというものです。この時、税率の計算にシステム(カラーミーショップ)は関与しません。消費税率が変わる度に全商品の価格変更が必要になります。

「外税」は、税抜き本体価格を入力し、消費税の計算を随時システムに任せるという設定です。税率が変わった場合、設定変更も容易です。

どちらにするかの判断基準として「本体価格が明確かどうか」があげられると思います。

メーカーから商品を卸している場合など本体価格が明確です。この場合は「外税」として常に本体価格の入力、消費税の計算はシステムに任せる方が今後の増税にも対応しやすくなります。

一方、自分の作品を販売するなど価格の設定が自由な場合、消費税などは自ら負担しようと考えている場合は本体価格は曖昧なまま「内税」でよいと思います。

前述の通り「価格の表示方法」はどちらもある程度自由に選べるため、内税か外税かを選ぶ基準にはなりません。

内税から外税に変更するには

今まで「総額表示」らしいという理由で何となく「内税」にしていた場合、今回を機に「外税」にした方が後が楽というケースは多いと思います。最後にその説明を。

まず、全商品の価格を「税込み価格」から「税抜きの本体価格」に書き換える必要があります。これが大変です。

ただ上のお知らせにある通り、申請するだけでカラーミーショップが対応してくれることになりました(3/6現在はまだ準備中)。ただその計算次第で「1円」の誤差は出てくるかもしれません。それが困る場合は自ら価格を変更しておいた方が良いと思います。

自ら対応する場合の手順をまとめます。カラーミーショップに任せるか、自ら対応するかこちらを参考にご検討ください。

  1. 対応中は「閉店」にする
    価格の変更中は内税と外税が混在するため必ず閉店します
  2. 全商品の価格を「税込み」から「税抜きの本体価格」に書き換える
    商品の一括更新機能を利用。ただしCSVの操作は間違えやすいので注意
  3. 書き換えが終わったら「消費税設定」を「外税」に変更
    表示方法もこの時に選択
  4. 「開店」する

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